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ダイエットに効果的な食材を探しているあなたへ。 実は、身近なニンニクに、脂肪燃焼を助ける成分が含まれているって知っていましたか?

その秘密は「アリシン」という成分。今回は、アリシンの効果や効率的な摂取方法などについて、詳しく解説していきます。

ニンニクのすごいパワー!秘密は「アリシン」

ニンニク独特の香りのもとになっているアリシンは、硫黄化合物の一種です[1]。

実は、アリシンはニンニクそのものに含まれているわけではありません。ニンニクに含まれる「アリイン」という成分が、細胞が壊れる際に「アリナーゼ」という酵素と反応することで、アリシンに変化するのです[1]。

つまり、ニンニクを刻んだり、すりおろしたりすることで、アリシンが生成されるということですね。

このアリシンには、様々な健康効果があることが知られていますが、ダイエットにも効果が期待できるということが、近年の研究で明らかになってきました[2]。

アリシンがダイエットに効く理由

アリシンは、脂肪燃焼をサポートする効果も期待できる成分です。

アリシンは、体内でエネルギー代謝を促進し、脂肪の分解を助ける働きがあります[2]。 また、血行を促進することで、代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすい体作りをサポートしてくれるのです。

さらに、アリシンはビタミンB1の吸収を助ける働きもあります[1]。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素。 アリシンとビタミンB1を一緒に摂ることで、糖質が効率よくエネルギーに変換され、脂肪として蓄積されにくくなる効果も期待できます。

アリシンを効率よく摂るには?

アリシンを効率よく摂るには、ニンニクの調理方法が重要です。

ニンニクを加熱するとアリシンは減少しますが、加熱時間や温度によっては、アリインの分解が抑えられ、結果的に体内でより多くのアリシンが生成されると言われています[3]。長時間加熱したり、高温で調理するとアリシンは分解されてしまいます。

生ニンニクは、アリシンをダイレクトに摂取できますが、刺激が強く、胃腸への負担が大きくなってしまうことも。

黒ニンニクは、熟成させる過程でアリシンが変化し、S-アリルシステインという成分に変化します[3]。S-アリルシステインは、アリシンよりも吸収率が高く、抗酸化作用、抗炎症作用、神経保護作用など、様々な健康効果を持つことが報告されています[3]。

このように、ニンニクの調理方法によって、得られる効果も異なります。色々な方法を試して、自分に合った摂取方法を見つけるのが良いでしょう。

ニンニクだけじゃない!アリシンを含む食材

アリシンは、ニンニク以外にも、ネギ属の野菜に多く含まれています。玉ねぎ、ネギ、ニラ、ラッキョウなどにも含まれており[1]、これらの食材も積極的に食事に取り入れてみましょう。また、アサツキやエシャロットなどにも少量ながら含まれています。

アリシンサプリメントの上手な選び方

毎日ニンニクを食べるのは大変…という方は、アリシンサプリメントを利用するのも良いでしょう。

アリシンサプリメントを選ぶ際は、含有量や原材料、添加物の有無などをチェックしましょう。また、信頼できるメーカーの製品を選ぶことも大切です。

アリシンは、フィトケミカルと呼ばれる植物由来の成分の一種です。フィトケミカルには、他にも様々な種類があり、私たちの健康に役立つ可能性を秘めています。

フィトケミカルについてもっと詳しく知りたい方はこちら!

まとめ

今回は、ニンニクに含まれるアリシンについて解説しました。

アリシンは、脂肪燃焼をサポートしてくれる効果も期待できる成分です。 毎日の食事にニンニクやネギ属の野菜を取り入れて、健康的にダイエットを目指しましょう!

参考文献

  1. 寺尾純二. ニンニクの機能性成分と健康効果. 日本食生活学会誌. 2008; 19(1): 13-20. DOI: 10.2740/jisdh.19.13
  2. Ariga T, Seki T. Antithrombotic and anticancer effects of garlic-derived sulfur compounds: a review. Biofactors. 2006;26(2):93-103. DOI: 10.1002/biof.5520260203
  3. Borlinghaus J, Albrecht F, Gruhlke MC, Nwachukwu ID, Slusarenko AJ. Allicin: chemistry and biological properties. Molecules. 2014 Jul 8;19(7):12591-618. DOI: 10.3390/molecules190712591
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