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ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために欠かせない栄養素です。疲労回復や集中力アップ、美肌効果など、様々な効果が期待できるため、積極的に摂取したい栄養素です。

今回は、ビタミンB1を効率良く摂取できるおすすめの食べ物・食材をご紹介します。

すでにビタミンB1の役割や効果効能についてご存知の方は、ぜひ今回の記事を参考に、毎日の食事にビタミンB1豊富な食材を取り入れてみてください。

ビタミンB1を多く含む食品・食材

ビタミンB1を多く含む食品・食材は、様々なものがありますが、中でも特に含有量が多いのは、肉類と魚介類です。

まずは、肉類から見ていきましょう。

肉類

肉類は、ビタミンB1を豊富に含む食材です。

中でも、豚肉はビタミンB1含有量が非常に多く、牛肉や鶏肉と比べて、2倍以上のビタミンB1を含んでいます。

ビタミンB1を効率よく摂取したい方は、豚肉を積極的に食べましょう。

特に、豚ヒレ肉や豚もも肉はビタミンB1が豊富です。

100gあたりのビタミンB1含有量は、以下の通りです。

食材名ビタミンB1含有量(100gあたり)
豚肉(ヒレ)2.0mg
豚肉(もも)1.19mg
ラム肉(肩)0.97mg
牛肉(ヒレ)0.9mg
馬肉(赤身)0.8mg
鶏肉(レバー)0.28mg

続いて、魚介類を見ていきましょう。

魚介類

魚介類も、ビタミンB1を豊富に含む食材です。

中でも、うなぎはビタミンB1の含有量がずば抜けています。

100gあたり1.3mgものビタミンB1を含んでいます。

その他にも、ビタミンB1を多く含む魚介類は以下の通りです。

食材名ビタミンB1含有量(100gあたり)
うなぎ1.3mg
たらこ0.5mg以上
カツオ0.5mg以上
ブリ0.43mg
イワシ0.38mg
サンマ0.35mg
サバ0.3mg
アジ0.2mg

肉類と魚介類以外にも、ビタミンB1を含む食品はたくさんあります。

その他のビタミンB1含有食品

食材名ビタミンB1含有量(100gあたり)
玄米0.24mg
胚芽米0.4mg
大豆0.1mg
納豆0.13mg
豆腐0.04mg
ほうれん草0.09mg
春菊0.14mg
モロヘイヤ0.2mg
0.11mg
牛乳0.04mg

ビタミンB1の吸収率を高める食べ合わせ

ビタミンB1を効率良く摂取するためには、食べ合わせも重要です。

アリシンを含む食材と一緒に摂取すると、ビタミンB1の吸収率を高めることができます。

アリシンは、ニンニク、玉ねぎ、ニラ、らっきょうなどに含まれています。

ビタミンB1を豊富に含む食材と、アリシンを含む食材を組み合わせることで、より効率的にビタミンB1を摂取することができます。

  • 豚肉とニンニク、玉ねぎを組み合わせた料理(例:生姜焼き、豚丼)
  • 鶏レバーとニラを組み合わせた料理(例:レバニラ炒め)
  • うなぎとネギを組み合わせた料理(例:うな丼)
  • カツオと玉ねぎを組み合わせた料理(例:カツオのたたき)

ビタミンB1を効率良く摂取するためのポイント

  • 調理方法: ビタミンB1は水溶性ビタミンなので、水に溶け出てしまいます。茹でるよりも、蒸したり、炒めたりする調理方法がおすすめです。
  • 保存方法: ビタミンB1は、光や熱に弱いため、食材は冷暗所に保管し、早めに食べるようにしましょう。
  • サプリメント: 食生活で十分な量のビタミンB1を摂取できない場合は、サプリメントも活用しましょう。

まとめ:毎日の食事でビタミンB1を効率良く摂取

今回は、ビタミンB1を効率良く摂取できるおすすめの食べ物と食材をご紹介しました。

これらの食品や食材を積極的に食事に取り入れつつ、他の栄養素もバランス良く摂取することで、健康的な体を維持しましょう。

参考文献リスト

  • 文部科学省. 日本食品標準成分表2020年版(八訂).
  • 厚生労働省. e-ヘルスネット「ビタミンB1」.
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